札幌市在住のAさんは、約20年前に一度精神科を受診した後、15年間ほど症状なく過ごされていましたが、職場環境の変化をきっかけに再び体調を崩されました。耳鳴りや動悸、めまいなどの症状が現れ、適応障害と診断されて休職。その後、引きこもり傾向が強まり退職されました。症状は悪化し、「うつ病」へと診断名も変更。家族の付き添いがなければ通院もできない状態で、回復の見込みが立たないことから、ご家族が障害年金の申請を検討されていました。
札幌障害年金相談センターの社労士は、初診日の考え方がポイントとなるケースでお役に立てることがあります。Aさんの場合、15年もの間症状がなく社会生活を送れていたことから「社会的治癒の法理」を用いて、再受診時を初診日として申請を進めました。診断書の作成依頼や病歴の詳細な記載など丁寧に対応した結果、無事に障害厚生年金3級が認定され、年額約59万円、遡及金約68万円が支給されることになりました。
うつ病でお悩みの方、諦めずにまずはご相談ください。Aさんのように、複雑なケースでも障害年金を受給できる可能性があります。