札幌市在住のAさんは、うつ病で5年前に自分で障害年金を申請したものの不支給となりました。その後も状態は改善せず、仕事や日常生活に支障をきたしていましたが、「一度自分で手続きをして不支給になったから、もう受給できないのでは」と不安を感じていました。
そんなとき、札幌障害年金相談センターの社労士に相談してみることを決意されました。実は、Aさんの状況を詳しく伺うと、職を転々とし、休職を繰り返している状態。一人暮らしではあるものの、近隣の家族から常にサポートを受けている状況で、これは障害年金2級の可能性が十分にありました。
うつ病の2級は「気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、日常生活が著しい制限を受ける」状態です。独居でも家族等の援助を受けて生活できている場合は、その支援状況を踏まえて2級の可能性があります。
Aさんの場合、単純な仕事でもミスが多く給与を減額され、日常生活でもできないことが多く意欲を喪失している状態でした。これらの状況をリアルに審査機関に伝わるよう丁寧にサポートした結果、障害基礎年金2級(年額約80万円)の認定を得ることができました。
最初は不安を抱えていたAさんですが、専門家のサポートを受けることで逆転認定となり、大変安堵されていました。障害年金の申請は自分でもできますが、症状に合った等級が認められないケースもあります。私たちのような社労士にサポートを求めることも、一つの選択肢かもしれません。