Aさんの御主人から札幌障害年金相談センターへ、最初のお電話をいただきました。奥様が長期間うつ病で通院を続けており、最近では外出が困難な状態にあるとのことで、障害年金の請求についてご相談を希望されました。
初回の面談には、Aさんご本人ではなく、ご主人とお子様が来所されました。ご本人は体調不良のため、外出が難しいとのことでした。面談では、現在の治療状況、症状の内容、通院歴、就労状況などについて、詳細にお伺いしました。
Aさんは以前、正社員として勤務していましたが、うつ病を発症してからは何度か休職と復職を繰り返し、最終的に退職されたと伺いました。現在は無職の状態で、自宅にて療養を続けていらっしゃいます。
後日、ご本人と直接お電話でお話しする機会があり、障害年金請求に必要な情報を整理いたしました。
請求手続きに向け、まずは初診日の証明を得るため、最初に通院した医療機関の確認から進めました。幸運にも当時のカルテが残っており、受診状況等証明書も速やかに取得することができました。
その後、現在の主治医に診断書の作成を依頼いたしました。診断書には、症状の具体的な内容、日常生活への影響、就労可能性などが正確に記載されるようにお願いしました。
さらに、日常生活状況報告書や就労状況申立書など、必要書類を用意し、内容を確認いただきながら慎重に作成を進めました。各種書類が揃った段階で、年金事務所への提出を完了いたしました。
審査の結果、Aさんには障害厚生年金2級の支給が決定されました。過去に遡った分も支給対象となり、ご家族の皆様には大変安心していただける結果となりました。
札幌障害年金相談センターでは、支援のひとつひとつに丁寧に対応し、今後も必要とされる方に真摯な姿勢で寄り添ってまいります。