初診日の病院が閉院していても障害年金を受給できたAさんの体験

札幌市在住のAさんは、うつ病とパニック障害で12年以上も苦しみ、働くことができず、経済的な不安と生活の困難を抱えていました。治療に専念したくても、最低限の生活費すら確保できず、どうしたらよいか悩んでいたそうです。そんな中、Aさんは障害年金の申請について、札幌障害年金相談センターにご相談くださいました。

札幌障害年金相談センターの社労士は、障害年金の専門家としてAさんのお悩みを丁寧にお聞きし、申請手続きのお手伝いをさせていただきました。実は、パニック障害だけでは障害年金の対象になりにくいのですが、Aさんの場合はうつ病の症状も重く、日常生活に大きな支障が出ていたため、障害年金の対象となる可能性がありました。ただ、初診日が12年前で、その病院がすでに閉院していたため、初診日を証明する資料を集めるのがとても難しい状況でした。

それでも、Aさんが当時使っていたお薬手帳をもとに、薬局に調剤記録が残っていることを確認し、初診日を証明するための資料を整えることができました。また、社労士が診断書の取得や、長期間にわたる病状、生活の困難さをしっかりと申立書にまとめることで、説得力のある申請書類を作成しました。

その結果、Aさんはうつ病とパニック障害による障害基礎年金2級の受給が決定しました。Aさんからは「経済的な心配が和らいで、やっと治療に集中できる環境が整いました」とのお言葉をいただきました。今後も、安心して生活を見直し、回復に向けて前向きに歩んでいけるとのことです。

札幌障害年金相談センターと社労士は、障害年金の申請やご相談に対して、少しでもお力になれるよう日々努めております。どんな些細なことでも、お気軽にご相談いただければ幸いです。