札幌市在住のAさんは、約20年前にうつ病で最初に受診した病院がすでに廃院しており、その後一度回復して通院をしていない期間がありました。通院していない期間には継続して働くことができていたり、スポーツ大会に出場していた経験もありましたが、Aさんは「社会的治癒」という考え方をもとに、通院していない期間の後に再び受診した日を初診日として主張しました。
私たちはAさんのご相談を受け、障害年金の制度や社会的治癒の考え方について丁寧にご説明し、必要な書類作成や申請手続きをサポートさせていただきました。Aさんご自身の状況やお気持ちに寄り添いながら、診断書や病歴・就労状況等申立書の内容についても慎重に確認し、主治医の先生とも相談しながら進めてまいりました。
その結果、Aさんは障害厚生年金2級の認定を受けることができ、年間約220万円、さらに遡り受給分として約510万円の障害年金を受給されました。障害年金の申請は複雑でご不安も多いかと思いますが、私たちは少しでもお力になれるよう、今後も謙虚な気持ちでご相談に応じてまいります。