うつ病で仕事を続けられない…障害年金で家族の安心をつかんだAさんの体験

札幌市在住のAさん(40代・男性)は、うつ病を発症してから10年以上、症状の悪化と職場復帰を繰り返してきました。しかし、ついには復職の見込みも立たず、傷病手当金も終了。小さなお子さんがいる中、今後の生活に大きな不安を抱えていらっしゃいました。

Aさんは障害年金の申請を検討するものの、初診日が古く、転院も多かったため手続きに悩まれていました。そこで私たち札幌障害年金相談センターにご相談いただき、Aさんの状況を丁寧に伺いながら、初診日の証明書取得や診断書作成のサポートを進めました。

特に、診断書にはAさんの日常生活や就労困難の実態をしっかり反映できるよう、主治医の先生と何度もやり取りを重ねました。その結果、障害厚生年金2級(遡及)として認定され、Aさんは障害認定日からの遡及分約1,100万円と、年額約220万円の年金を受給できることになりました。

「仕事をしていたら障害年金はもらえない」と思い込んでいたAさんですが、実際は個々の状況に応じて可能性が判断されます。私たちは、少しでも安心して療養や生活に向き合えるよう、今後も一人ひとりに寄り添いながら障害年金のご相談にのってまいります。