25年越しの記録から見つけた希望の証明

札幌市にお住まいのAさんは、うつ病を患って25年が経過していました。初診の病院は厚生年金加入時でしたが、古いカルテはすでに廃棄されていました。このままでは基礎年金しか請求できないと不安を抱え、札幌障害年金相談センターにご相談をいただきました。社労士はAさんと一緒に2番目の病院を訪ね、カルテの中に「A病院からの紹介」と書かれた記録と、前医の診断書のコピーを確認。それが初診日の証明となり、障害厚生年金2級16号の受給につながりました。日常生活にはご家族の援助が必要で、今後の回復の見込みも乏しい状況の中で、この年金がAさんの生活を支える一助になったことを、静かに喜んでいます。