札幌市在住のAさんは、網膜色素変性症により障害厚生年金2級の認定を受けられました。遡及請求5年が認められ、年間約200万円、遡及分約1,100万円という大きな経済的支援を得ることができた事例です。
Aさんが最初に眼科を受診されたのは、今から約17年前のことでした。当時、2年ほど前から車の運転時にトンネルや夜間など暗い場所で見えづらさを感じていました。また、日常生活においても道でつまづいたり、人にぶつかったりすることが多くなっていたといいます。受診の結果、網膜色素変性症と診断され、その後は経過観察を続ける形となりました。
その後、通院されている病院の勧めで、最近になって身体障害者手帳2級を取得されました。その際、病院から障害年金についての情報を得られ、札幌障害年金相談センターに相談に来られたのです。Aさんは、そもそも自分が障害年金の受給資格があるとは思っていなかったため、請求できるのかどうか不安を抱えながらのご相談でした。
請求手続きにあたっては、初診の病院ではすでにカルテが残っていないという問題がありました。しかし、2つ目の病院が現在も通院されている病院でしたので、受診状況等証明書、障害認定日の診断書、現在の診断書といった必要書類をスムーズに依頼することができました。札幌障害年金相談センターのサポートのもと、障害厚生年金の請求手続きを進めた結果、請求から決定までわずか58日間という短期間で、無事に障害厚生年金2級、遡及5年分の認定を受けることができました。
認定後、Aさんから札幌障害年金相談センターにお礼のメールが届きました。「そもそも障害年金自体も説明いただくまでは受給資格があるとは思っていなかったので、想定外続きです。人生の中で、最も予想外の結果だったかもしれません。視野障害自体はこれからますます厳しい状況になっていくのでしょうが、おかげさまでいろいろな備えをしていくことができるような気がします。ありがとうございました」という感謝の言葉をいただきました。
網膜色素変性症は進行性の疾患ですが、障害年金という経済的支援により、Aさんは今後の生活に向けた様々な備えができるようになりました。札幌障害年金相談センターでは、このような眼の疾患による障害年金請求のサポートも行っています。
